取材と広告の論理(プレスリリース基礎編)

メディアに取り上げられたい!!


私のところに相談の半分くらいは、自分の企業がメディアに取り上げられたいのですが、、どうしたらいいのでしょうか? という相談です。


プレスリリースなどを作っている企業などの話を聞くと、非常に勘違いされているケースが多いので少しここで記載いたします。メディアの論理で考えると媒体コンテンツ(記事、ネタ、写真などみんなが見たいもの)と広告(見たい人が集まる事で、その人たちへの広告が成立する)の2種類が大きく分けるとあります。


私の会社はリリース出す方も、メディアとしてリリースを見る方も仕事としてあるのですがプレスリリースのプラットフォームを見ますと、私の会社〜〜はなんと今回こんなすごい商品を売り始めました!よかったらこれを買ってください! というようなプレスリリースを本当によく見ます。これでは媒体社から言わせれば 「そんなのお金出して広告出せよ」 という声が聞こえてきそうな感じです。 そうなんです。大きな勘違いをしているところが多いですが、、

メディアに取り上げてもらう = 読者(視聴者)にとって有意義な(ニュース性、面白い、ためになる、ネタ、統計など)情報であり、 一方的な情報は = 宣伝 = 広告という考えです。

その為、取り上げて欲しくてリリースを書くのであれば、掲載してくれる媒体ではなく、その先の読者、視聴者に向けて有意義な情報を流す必要があります。



__ 実例を紹介いたします _________________________

× 結婚紹介センターの弊社は会員数が2万人もいます!!  ← これは宣伝でしょう、、

⚪︎ 実は独身女性の7割が初対面の男性の〜〜を気にしていた              (結婚紹介センター〜〜2万人の会員統計データにより) ← これだと記事になりやすい



このように、客観的に有意義な情報を提供する事が、メディアに取り上げられる為の第一歩です。何も考えずにコンサルに依頼するよりも前に、これらは非常に簡単な事ですので、まずは自社のサービスや商品などで客観的有意義な切り口を見つけてみてはいかがでしょうか?


また機会があれば基礎的なメディア論など記載したいとおもいます。    


行列請負人の思考回路がわかるコラム

行列請負人が、TV業界や芸能界の裏側や政治、経済、著名人の人物像など気になるニュースソースを元に記載していきます。