私がお会いしたアジアの実業家の中でも特にインパクトが強かったのはワンダグループの王健林
アリババの馬雲、そしてこの李嘉誠であります。
李さんとは数年前に、マカオのカジノ王といわれる人の紹介で始めてお会いさせていただきました。
かなり独特の物の見方でびっくりした経験があります。私はユダヤの会社で勉強しててため、ユダヤ的(アメリカ、西ヨーロッパの商慣習)が身についているので、当時彼の話は衝撃的な内容でした。よく言われますが、売り上げや利益率、PLなどより、とにかく現金の動きを確認すべき。キャッシュフローを最重視してれば間違いない。ユダヤの作ったビジネス文化は数字のマジックでもあり時には権力者や特権階級の人間を生み出し利する可能性もあるので注意が必要だ。といわれました。
そのほかに同様に相当なインパクトと価値観の転換を私自身もすることになったのはこの人がきっかけであったのは間違いないです。今でも彼の息子さんと仕事をする時もあるが、本当に毎回インパクトがある。言っていることやっていることは、よく考えれば当たり前のことではあるが、当たり前がねじ曲がっていることが多いことに気がつく。そうです、常識なんて言葉は現主流派のマジョリティーという意味にすぎないと思います。世界経済をコントロールできるような通貨や株式市場の仕組み、民芸品、絵画、家具などに代表される通貨に変わる運べる価値も生み出している現在のマジョリティー経済論。これはいつも負け組がいないと成立しないモデルであることは明確で、世界観では国家格差を意図的に作り、国内でも当然に出来てくる。これも理解しある意味利用しながらも、次の時代を読みながら動かなければいけない。そういうことを堂々と言えて潰されず、一目置かれるのがこの人であります。ブルームバーグで珍しく特集されてたのでまとめてみました。
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